TOPPAGE > 業務効率かについての基礎知識 > 業務効率化のため、人の意識(考え方・価値観)を変える

無駄は人の意識によって生み出されるもの

業務効率化と言えば計画書や目先の数字ばかりを追い求めて改革を行ってしまいがちですが、
根本的に求められるものが何なのかを理解していない限り本当の業務効率化を図ることは不可能であると言えます。
企業の無駄を生み出しているその原因は多大な業務や時間でもなく、
人間自身であるということをまず自覚しておきましょう。
多くの企業がこの意識改革というものに目を向けているとは思いますが、
言葉にすることと実際に意識改革を行うことは雲泥の差があります。
というのも、人の意識はそれぞれに違ったものであり、
同じ感覚や価値観を持って行動をしていることは基本的にあり得ないからです。
この人の意識から着目し、仕事のやり方や進め方を全体で変えていけば
無駄を大きく削減できるということに繋がるのです。
逆を言ってみれば業務効率化のためにコストカットや新しいシステムを導入しても
人の意識が改革できない以上、すべては無駄に終わってしまう可能性が高いことを意味しています。
なぜならば、これは先程も申しあげたとおり、無駄とは人によって生み出されるものだからです。

IT化をする前に特徴を把握する

では業務効率化を進めるためにはまず何から着手すればよいのでしょうか。
ポイントは目的と方向性を定めることです。
業務効率化を行って将来的にどんな企業になりたいのか、どう成長していきたいのか、どの点を強化したいのか、
この部分を突き詰めないまま業務を廃止したりIT化を検討しても道に迷うことになります。
また人の意識を変えるためには明確な方向性を提示することが大前提となります。
業務を指示するだけでは意識改革の本質的な部分には到達することはありませんし、
いつまで経っても無駄を生み出すことになるのです。
つまり人の意識や考え方を軌道修正させるためには企業の目標を見直してそれを可視化することにあるのです。