TOPPAGE > 事業再構築(リストラクチャリング)を成功させるポイント > コスト見直しによる経費削減のアイデア

コスト見直しによる経費削減のアイデア

コスト見直しによる経費削減のアイデア

コスト見直しによる経費削減のアイデアは、
「3ムダラリ」を無くすことです。
「3ムダラリ」とは、ムダ・ムラ・ムリを意味します。
「3ムダラリ」は、本来必要ないものに時間や労力かけていたり、
目標達成に必要な時間や労力、経費などが不足している状態を言います。
コスト見直しによる経費削減には「3ムダラリ」の可視化が不可欠です。

「3ムダラリ」の二つの形態

企業活動にある「3ムダラリ」には、二つの形態があります。
1 既に認識しているが、うまく対応できずに発生している「ムダ・ムラ・ムリ」
2 その存在が認識されていない「ムダ・ムラ・ムリ」

問題なのは2です。
2は知らず知らずのうちに貴重な経営資源を浪費しています。
そのため、コスト見直しによる経費削減には、
2の「3ムダラリ」の可視化が必要になります。

2の「3ムダラリ」には、時間の経過とともに意味を失った業務もあります。
そうした業務を無批判に継承することは、意味の無い業務の継承になります。
前任者がやっていた通りにやればいいという気持ちでは、
「3ムダラリ」を無くすことは出来ません。
本当に自分たちの業務に必要なのかを、常に再検討する必要があります。

専門家の「3ムダラリ」

コスト見直しによる経費削減には、「3ムダラリ」を無くすことが必要です。
最初は誰でも分かる「3ムダラリ」を無くすことから着手します。
それが終わったら、
次は専門家の「3ムダラリ」を無くしていきます。
企業にも、ある特定の人にしか分からない業務というものがあります。
実はそうした業務にも「3ムダラリ」があります。

身近な教育の事例を挙げましょう。
教育には専門家としての業務があります。
教師、大学教授(教授の自由)、文部科学省(学習指導要領など)、
教育委員会などの専門家集団がいます。
しかし、彼等の業務にも「3ムダラリ」がある可能性はあります。
1980年代には文部省廃止論がありました。
また、現在でも教育委員会廃止論はあります。
このように一度は制度化、組織化されたものでも、
「3ムダラリ」に当てはまるのではと疑うことで廃止論が浮上します。

会社にもある「3ムダラリ」

会社でも同様です。
既存のルールや組織体系など、当たり前だとされてきたものを疑ってみて下さい。
きっと「3ムダラリ」が見つかるはずです。
少なくとも議論のきっかけにはなるでしょう。