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人員削減(リストラ)と整理解雇の違いとは?

解雇と人員削減の大きな違い

解雇と人員削減を同様に捉えていらっしゃる方も少なくは
ありませんが、実は解雇と人員削減というのは
全く異なった種類であることをご存知でしょうか。
解雇には大きく分けて3つの種類があり、
1つ目は普通解雇と呼ばれるものです。
これは労働者となる人物が規約通りの職務を全うせず
企業との間で交わした労働を提供してもらえなかった場合に
実行されるものです。
次に懲戒解雇と呼ばれるものです。
こちらは労働規約に違反したり労働時間内の態度が
極端に酷い場合に適応されるものを言います。
そして最後が整理解雇と呼ばれるものです。
こちらは企業の経営を継続していく上でどうしても
社員の調整を行わなくてはならない、
人員の整理を行う場合に使用される方法です。

人員削減とは

では上記と比較して人員削減とはどういった場合に
使用されるのでしょうか。
人員削減とは具体的にはリストラのことを意味しますが、
リストラとはリストラクチャリングの略であり、
これは環境の変化に適応するために企業全体を
改革することを表現しています。
企業の成長を最優先に考えて、人員を縮小したり
拡大することがこのリストラに該当しますが、
整理解雇と比較すると意味合いにはたいした違いがない
ことがお分かりいただけると思います。
しかし解雇と1言で言いましても整理解雇を実行する場合には
4つの要素を満たしていることが前提であるため、
労働者に非があるその他の解雇と比べると企業の
責任が重く圧し掛かってくることは言うまでもありません。
また不当解雇であると疑われないためにも社員1人1人に
詳細を説明して解雇理由を理解してもらう必要性もあります。
このように、一般的に馴染のあるリストラは一方的に
行えるものではなく、正しい手順を踏んで
それぞれの解雇とは異なった方法で結果を導き出す
必要性があると言えるのです。
また企業を新しい形に改革する意味にもリストラという言葉は
使用されます。