TOPPAGE > 事業再構築(リストラクチャリング)を成功させるポイント > 人員削減の実行の場に大切なメンタルケア

人員削減の実行の場に大切なメンタルケア

人員削減から鬱になる

職場の環境状態からうつ病になる人々が増加していますが、
これはパワハラや労働環境だけに限った問題ではなく、
近年では不景気の影響から人員削減に踏み切った結果、
これが引き金となってうつ病になってしまう人がいるようです。
うつ病は本人もなかなか自覚症状がないまま進行していく
ケースがほとんどであり、1度うつ病になってしまうと
なかなか治る気配を見せないという非常に深刻な心の病です。
では人員削減を行う際、どういった点に気を付ければ
いいのでしょうか。

メンタルケアは真面目な人ほど必要になる

長年企業の一員として努力を重ねてきたにもかかわらず、
突然の人員削減を聞かされるとそのショックは
想像よりも遥かに大きいものでしょう。
職務態度に問題がある社員ならば人員削減の対象者として
選びやすいですが、日頃から真面目に取り組んでいる
社員の場合は伝え方にも気を付けなくては
リストラ対象者になったことを一生心の中で
引きずってしまう結果となります。
またこのような心の病は真面目で責任感の強い人ほど
病気が悪化する傾向にあるので、
人員削減の対象となったことを伝える際には
しっかりとメンタルケアも付け加える必要性があります。

対象者だけではなく残された社員にもメンタルケアを

対象者へのメンタルケアはもちろん重要なことですが、
それ以外にも残された社員へのメンタルケアや
サポートは忘れてはなりません。
これは、人員削減を行ったことで仕事量が大幅に増加すること、
また自分がいつリストラに合うのかという不安や
ストレスからうつ病になるケースもあるため、
これを避けるためにもメンタルケアが求められるのです。
またプライベートを犠牲にしてまで仕事に
熱中している社員には特に注意が必要であると言えます。
このような場合、少しのミスも許されないという
仕事に対する厳しさから心の病を発症してしまうことにも
なりかねませんので、人員削減を実行する際には
社員の精神的不安をできるだけ取り除くように心掛けましょう。